2009年2月25日水曜日

惜別

日記に書いた、昏睡状態だった新郎が何日か前に息を引き取ってしまったそうです。とても残念です。
自分は近い関係じゃないくせに、そのことについて日記を書いてるのは、はたからみると滑稽かもしれません。そして誰の悲しみも癒せるわけじゃないのはわかってます。
でも信じられない。周りを明るくするおそらく太陽のような人。そんな人の命の灯が原因不明で突然消える。そんなことが現実に起こるなんて。ご家族や友人の方の気持ちを思うと本当にいたたまれません。
でもこの前ちらっと家に来てくれた、その新郎の友達の素敵なご夫婦に逆に励まされてしまいました。すみません、ありがとう。
そして…、なぜか更新された故人のmixiの日記と、そこに残された沢山のコメント。その素晴らしい友情に涙が止まりませんでした。
ご家族が素敵だからご本人も素敵だし、さらに周りの人にも素敵がうつるんだろうなあ。


私は例えば恵まれているかもしれない環境や、幸せというものにすっかり慣れてしまって、つい愚痴を言ってみたり、すぐ人の持っているものを羨んだり、毎日が大変だとか、退屈だのとほざいたりしている。愚痴が言えるのは幸せな証拠かもしれないのにね。
この世には生きたくても生きられなかった命が沢山ある。あと、自分なんか比じゃなく、思うようにはいかない現実に立ちふさがれている人だって沢山いる。それをどうしてつい忘れてしまうんだろう。

なんか、甲本ヒロト氏が「幸せを手に入れるんじゃない。幸せを感じることのできる心を手に入れるんじゃ。」と言っていたそうですが本当にそうだなと。
自分も含め周りに情報が多すぎて、なかなか「幸せ」っていう実感が掴みにくくなっているのかも。
そんなことを最近つい考えてしまいます。色々選べることは幸せでもあり不幸なことかもしれません。
とりあえず、毎日元気な赤ん坊と過ごせ、大切な家族と普通にご飯が食べられる一見普通といえば普通の今の暮らしはきっとかなり幸せなんだと思います。
しかも私にはとてもいいタイミングで救ってくれる友人達もいる。それを幸せと思えなかったら一体なんなんでしょう。罰が当たるよね。

所謂「こんなご時世」ですし、先のことはいつでも誰でも不安でしょう。でも万が一のことは敢えてそん時考えることにしたい。
僕らができるのは今を精一杯生きることしかないのだと思います。そう、知恵と工夫と、軽く笑えるユーモアとうまくやり抜く賢さを持って。
あっこれは奥田民生の受け売りですね。でもいいんです、彼もカリスマだから。
毎日を大切に、必死で生きよう。できることはそれしかない。そして小さな幸せを大切に感じる心を持って。

たまたま観たNHKのターシャ・テューダーさんの特番でも、彼女が同じようなことを言ってました。アメリカを代表する絵本画家であり、バーモント州のお家に「コーギーコテージ」という美しい庭を作った方なようですね。意外にも旦那の方が知っててちょっと悔しかった(笑)
しかし、残念ながら彼女は去年のきゅうちゃんが生まれる6日前に92歳で静かに他界したそうです。
彼女は年を取るのを決して怖がらず、女手一つで4人の子を育て、子育てが終わってから家を建て、「地上の楽園」と呼ぶにふさわしい美しい庭をこよなく愛して生き、息子夫婦、孫夫婦がすぐそばに住んでいても自分の時間を大切に、絵を描き自然を愛し、常に手と体を動かして過ごしたそうです。
その彼女の言葉にも響くものが色々ありました。

「どんな瞬間も生きている喜びを感じること」

「平凡な毎日を大切に生きる。誇りを持つ。誰のためでもなく自分の為に。」

「毎日が充実していれば人生は幸せ。」

「待つ時間が長いほど花が咲いた時の喜びが大きい。」


花といえばあっと言う間に卒業シーズンだなと。森山直太朗「さくら」は改めて聴くとかなり響きます。もしかしたらこれは卒業以外にもテーマを含んでいる曲なのかも。この曲将来教科書に載るだろうなあ。

「さくら さくら ただ舞い落ちる
いつか生まれ変わる時を信じ
泣くな友よ 惜別のとき
飾らないあの笑顔で さあ」

そんなあ、泣くなって言われたって泣けちゃうよ。

気温の変化が激しいですが、もうすぐ桜が咲く季節がやって来ますね。一年のなかで一番好きです。
月並みですが桜は、この季節のためにガーッと咲いて、でも散り際が潔くて本当に好き。
大好きなフォトグラファー、平間至さんは地元の塩釜神社の桜をすごく美しく撮っておられました。いつかそんな風に写真を撮ってみたいです。


ああ~なんか引用ばかりでごちゃごちゃな日記になりました。
とにかく前に進むのです。思ったより道はきっと明るい。

心からご冥福をお祈りいたします。

2009年2月12日木曜日

発見したことがありました。
今日、ちいと納得いかなくて、もやもやしたことあったので、水蒸気で曇りまくってた洗面台の鏡を、お風呂上がりにきれいにしてみたら気持ちがすっきりしました。

ちなみに第一生命のサラリーマン川柳コンクール面白いよね。
以下面白かったやつ!

妻が買う 義理チョコリストに 俺の名が

ナビの言う 「おかえりなさい」に 癒される

出がらしを エコだと部下に 差し出され

久しぶり ハローワークで 同窓会

遼君に 生涯賃金 追い越され

妻からは いつも低額 交付金


いや~頑張ってるね、日本のサラリーマン!その悲哀、ものすごく好きです。
というわけであたしも明日もがんばろっと!

2009年2月6日金曜日

あ、失礼、設営写真がありました。

あーすみません、そうだパーティーの設営風景の写真があったんでした。



















いいともみたいな豪華な花(笑)、伝説のカフェ1日復活、アナログとデジタルのターンテーブル、星形メッセージ用ボード。
そしてラブがテーマの素敵なビーズワークに、やわらかく降り注ぐ光。
自分は何もできませんでしたが、あれよあれよと素敵な空間が出来上がっていった一日でした。
ユニコーンの新曲をかけたかったのですが、この日はまだ発売されてませんでした。
WAO!テンション上がる曲だー。祝再結成!

2009年2月5日木曜日

想いを銀河にちりばめて



展示の写真がアップされてなくて恐縮ですが、心配された天気もからっと晴れて、雪は残ったけど日曜は素敵なパーティーになりました!わざわざ足を運んで下さった皆様本当にありがとうございました!
私は子守りのため、ずっと会場にいれなかったんですが、yummy!さんの想いが一杯詰まったいいパーティーだったと自負しております!
つかインフルエンザ警報にビビり、急遽きゅうちゃんは旦那さんに見てもらうことになったので子連れDJにはなりませんでしたが、しばらくやってないとほんとダメだなーと思いました…うーんリベンジしたい~!
あと自分はCDでやっているんですが、データ化できるものはどんどんしてしまい、いかに最小携帯でできるか今後挑戦したいと思います。常に大荷物だった自分とはおさらばなんだぜ(笑)

ちなみにアラタさんは自分にとっては苦い思いも深い感動も味わったギャラリー。思えば仙台に来て節目節目でお世話になった場所です。だから懐かしいメンバーにも会えてすごく嬉しかった。
一番町という仙台の一等地にギャラリーを所有してるライフスタイルって素敵だなあ、と久しぶりにお会いしたオーナーさんを拝見して改めて思いました。
で、自分としては展示には敢えて口出ししない方がいいと思ってたんだけど、カフェを出店してくれたスタッフからヒントをもらったので、オノ・ヨーコさんには到底足元にも及ばないんですが、一つ参加型のサプライズ企画をやらせて頂きました。
星形に切ってもらった紙に、作家へのメッセージを書いてもらって、好きに貼ってもらうというものです。協力頂いた方本当にありがとうございました!
でもこの紙が実は蓄光シートっつうやつでして、暗くすると光を放つんです!それはyummy!さんにはもちろんナイショ。パーティーの最後はあたしは残念ながらきゅうちゃんのお風呂と寝かしつけタイムだったので、光る瞬間を見届けられなかったんだけど、そのサプライズは大成功したとのことでした。
切る作業から関わってくれたS夫妻、Mちゃん、ヒー、本当にありがとう!私一人では到底成し遂げられませんでした。
ちなみにオノ・ヨーコさんの、暗闇でアイ・ラブ・ユーってミニライト?を点滅させるアートワークがあるんだけど、沢山の人数でやると星空みたいですごく綺麗で。今回は車掌さんとして大活躍してくれたスタッフのMちゃんと、2005年に武道館でのジョンレノンスーパーライブで見た感動が忘れられません。前も書いたけど是非きゅうちゃんが大きくなったら一緒に行きたいなあ。物心がついた頃に見せたい、教えたいことがいっぱいあるのですわ。今はとりあえずおっぱいをいっぱい吸ってもらって、「銀河鉄道999」の鉄郎みたいに素敵にはなれないかもしれないけど、何があってもたくましく生きていく男になって欲しいものであります。

また、今回うちらには特別な想いがありました。これは今回チケットを作ってくれた方に許可得てるから書き、写真も掲載させて頂きますが、その方の仲のいいお友達で、作家さんのよき仲間でもある方が、普通にすごく元気だったそうなんだけど突然原因不明の昏睡状態に陥っているとのこと。で、その方は秋に結婚式を行う予定だったそうなんですが、それを早めて病院の集中治療室で挙式なさったそうです。残念ながら誓いのキスでもまだ目覚めなかったそうですが、それはとてもとても素敵な結婚式だったそうです。(mixiやっていらっしゃる方は、私のマイミクの「ずっつくん」さんという方の日記をご覧下さい。想いが詰まった文章で泣けます。写真も彼に許可を得たものです。美しいです。)

てか、あまり知らない誰かの為に祈るなんておかしいかもしれないけど、映画のようなこの出来事を、どうにか早く、どんなラブストーリーよりも素敵なハッピーエンドが待ってる「現実」にして欲しい。そういういきさつもあり星に願いを込めてみました。
…とか言って直接できることは何一つないから、自己満足と言われればそれまでなんですが、何かせずにはいられなくて。
そして毎日自分が普通に生活できていることに、心から感謝しなくてはと思いました。
退屈そうに見える毎日は、自分の心掛け次第で何とでも変わるはずですよね。

あと、パーティーが終わった後のお客さんの会話が映像に残ってて、余韻に浸ってる会話ってなんかすごくいいもんだなあと思いました。
それには、車掌の最終列車発車のベルも残っていて。その音に見送られ、今回も一人旅立つ仲間がいました。この街を旅立つ日がアラタとは奇遇だったねえ。ヒー、元気でね!

てな感じでまた新たな出会いも旅立ちもあったアラタでいつかまた何かやりたいなーと強く思った私です。
まあ育児放棄にならない程度にですが(笑)

あと、会場に来てくれた昔ながらの素敵な友達が、以前オノ・ヨーコ特集だからと、フリーペーパーの「風とロック」をわざわざ送ってきてくれてて、その中の言葉でも響くものがあって。
オノ・ヨーコさんが芸術で何を人に与えているかというと、究極的には「愛」だそうです。それによって「人々に内在する、すごい大きなエネルギーとか、知恵とかを目覚めさせ」、「愛」はつまり「目覚ましする役目」であり、「その風潮をだんだんと作っていく。風潮を作ること、それを拡げること、それが一番優しいやり方で社会を変えていくもの」なんだそうです。
いい流れは影響していって欲しいものです。

ちなみに愛は愛でも「自己愛」はかなり苦手です。自分さえよければいいという考え方もまずもって信じられない。
つか中途半端な自己愛はやめてくれ。それかどうせやるなら究極的に自己愛突き詰めて周囲をあっと言わせて欲しい。
その勇気がない中途半端な自己愛による、見せかけの愛情はのしつけて返してやらあ!

と、毒吐きましたが、夢を形にできるってほんとすごいことですね。尊敬しちゃいます。
私は今も昔も凡人で、さらに現在暇主婦ではありますが、夢を見続けることを忘れずに生きたいっすねー。
努力も楽しみに変えられる人になりたいです。

最後にまたヨーコさんの言葉になりますが、「信頼を持ってください」とのことです。信頼っていうのは要するに、自分の持った「夢は必ず叶う」んだっていう、そう自分自身に対する信頼だそうです。

また、「実はあなたにももの凄いパワーが備わってるという事を信じて下さい。」とも。
ええ、アホみたいに信じ続けたいと思います。
じゃなきゃ毎日つまんなくなるでしょ!
つうわけで皆様ホントサンキュー!またいつか企てたら乗ってやって下さい!